Loke Utgard Productions
僕について

Loke Utgard Productionsの作品を作っている、アーティストであり、写真家であり、映画作家でもあるのが僕だ。
写真、映像、その他のメディアを仕事にして、もう10年を超えた。今も普通の商業的な仕事はしている。面白いものもあれば、単純に仕事というものもある。それで生活費を払い、誰に頼まれたわけでもない、もっと奇妙で、リスクがあって、個人的なものを作る資金にもしている。
最近は、技術の練習としての写真よりも、それを使って何を探れるかにずっと興味がある。
たいてい、面白いのは人間のほうだ。
個性。魅力。秘密。気まずさ。自信。弱さ。ユーモア。誰かが自分をどう見せているかと、何かを見せようとすること自体を忘れたときに現れ始めるもの。その違い。
どういうわけか、気づけば僕も中年の男という妙な役回りになっていた、笑。
もう新しいクラブに通ったり、流行を作っているふりをしたりする男じゃない。でも、ベージュになる覚悟もまだできていない。
その移り変わりに興味がある。年を取ること。欲望。アイデンティティ。自信。恥。好奇心。人前で見せる、ちゃんとした自分。そしてその下で、本当はいったい何が起きてるんだよ、ということ。
普段の僕はかなり私生活を表に出さないし、シャイでもある。頭の中でこれだけいろんなことが起きている割には、外から見るとずっと静かだと思う。
その矛盾が、作品の一部を説明しているのかもしれない。
アイデアがシンプルなポートレートになることもある。短編映画になることもある。奇妙だったり、可笑しかったり、居心地が悪かったり、露骨だったり、挑発的だったり、分類しにくいものになったりもする。
不完全さや気まずさ、不快感を全部磨き消すのではなく、作品の中に残そうとするアーティストや映画作家に、昔から惹かれてきた。Lars von Trierや、昔のDogmeの考え方は、そのへんで頭の片隅にあるのだと思う。スタイルを真似したいわけじゃない。周囲の仕組みや機材よりも、人とその瞬間が大事であってほしいという、基本的な考えが好きなんだ。
アイデアの役に立つなら何でも使う。今のカメラ、中古店の古いビデオカメラ、スマホ、Polaroid、自然光、あるいは丁寧に照明を組んだ部屋。
機材は、役に立つときには大事。でも、それが本題じゃない。
Loke Utgardは、この独立した仕事に使っている職業上の名前だ。仕事と私生活は、はっきり分けている。
小規模で独立した形で動き、企画、カメラ、照明、編集など、制作の大部分を自分で担当する。プロジェクトによって、カメラの後ろにいるだけのこともあれば、前に出ることもある。
一緒に仕事をしていていちばん楽しい人は、ただポーズがうまいとか、指示どおりに動ける人じゃない。自分自身の何かを持ち込んでくれる人だ。疑問を投げかけたり、提案したり、時には反対したりして、たまにアイデアを、どちらも予想していなかったものに変えてしまう。
何より、その人自身でいてくれる。
制作の質が高いことと、いかにも作り込んで見えることは別だ。
